障がいのある方を支える(がんばりやさん) 就労継続支援B型
~あなたの「働きたい!」を応援します!~
一般企業への就職が難しい方でも、自分らしく、無理なく、働く喜びを感じられる場所。それが、就労継続支援B型の「がんばりやさん」 と「ちくほくシャインカレッジ」です。
2006年4月に大町市名店街に「共同作業所がんばりやさん」を、2023年6月に筑北村の旧筑北小学校を再生し、「ちくほくシャインカレッジ」をスタートした私たちは、「一人ひとりの個性を大切に、ともに成長していきたい」そんな想いを胸に歩んできました。
これまで、パンやクッキーの製造・販売、お弁当の配達、清掃、洗車、学校の管理、農業など、様々な仕事に挑戦しています。
仲間と協力し、地域に貢献できる喜びを、あなたも感じてみませんか?「がんばりやさん」 と「ちくほくシャインカレッジ」は、あなたの 新たな一歩 を応援します!
施設一覧
障がい者就労支援の位置づけ
障害者総合支援法における就労系障害福祉サービスには、大きく分けて以下の4種類のサービスがあります。就労継続支援B型と一般就労や就労継続支援A型との違いは、B型では雇用契約を結ぶことなく、就労のための訓練や支援を受けながら働けるという点です。そのため、体調や特性に応じた働き方がより可能となります。
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1
就労移行支援
一般企業で働くことを目指して、就職活動の練習や仕事のスキルを身につける訓練を行うサービスです。
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2
就労継続支援A型
一般企業に就職することが難しい方でも、雇用契約を結んで働くことができるサービスです。 お給料をもらって働きながら、一般企業で働くために必要な知識やスキルを身につけることができます。
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3
就労継続支援B型
一般企業に就職することが難しい方に向けて、働くための訓練や仕事をする機会を提供するサービスです。 自分のペースで、無理なく働くことを通して、働く喜びや自信を育みます。
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4
就労定着支援
一般企業に就職したけれど、働き続けることに不安がある方をサポートするサービスです。 職場での悩みや不安を相談したり、生活の困りごとを解決するためのサポートを受けたりすることができます。
「就労継続支援B型」で受けられるサービス
一般企業で働くことが難しくとも、「自分らしく輝きたい!」「社会とつながりたい!」そんな 希望を叶えるための場所です。
「がんばりやさん」と「ちくほくシャインカレッジ」では、以下を大切にしています。
◎楽しい仲間と、笑顔あふれる毎日!: 同じ目標を持つ仲間と一緒に、様々な活動に挑戦できます。
◎あなたらしさを大切に!: 一人ひとりのペースに合わせて、無理なく、楽しく働くことができます。
◎新しい発見がいっぱい!: 自分の得意なことを活かしたり、新しいことに挑戦したり、可能性を広げることができます。
◎自信と安心をサポート!: 親切丁寧なスタッフが、あなたの「働きたい!」を全力で応援します。
さあ、あなたも「がんばりやさん」や「ちくほくシャインカレッジ」で、一緒に新しい一歩を踏み出しませんか?
※就労継続支援B型のサービスを利用するためには、市区町村から「障害福祉サービス受給者証」の交付を受ける必要があります。期限はありません。
各施設での訓練・就業について
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ちくほくシャインカレッジ
ちくほくシャインカレッジは、障がいのある皆さんの教育訓練の場としての「学校」がコンセプト。北アルプスの風法人グループがもつ強み(社会福祉法人、学校法人、株式会社、NPO法人)やノウハウを活かして、より良い自立へのサポートを目指していきます。
- 勉学
- 生活訓練
- 余暇活動
- 就労訓練
- ドローン操縦練習
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共同製作所 がんばりやさん名店街
同じく長野県大町市にあるショップです。調理や掃除などの業務をサポートします。
- クッキー製造
- 販売
- 喫茶店営業
- 軽作業
- お弁当配達
- ペットボトルリサイクル回収
- 縫製作業(ポーチ等)
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販売店 こころ
がんばりやさんたちがつくった商品などを取り扱っているショップです。名店街で作られた焼き菓子、縫製品やパン工房で作られたパンなどを販売しております。
- がんばりやさん自主製品販売
1日の流れ
就労継続支援B型サービスの1日の流れをご紹介します。(一例)
名店街やパン工房での1日は黒文字で、ちくほくシャインカレッジでの1日は青文字で紹介しています。
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8:30
出勤・掃除
「おはようございます!」 元気な挨拶と笑顔で一日がスタート! みんなで協力して、作業場をピカピカに掃除します。 「今日も一日頑張るぞ!」って気持ちも、ピカピカになりますように!✨
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9:00
午前の業務
パン工房:パン生地をこねたり、成形したり…焼きたてパンの香ばしい匂いに包まれて、幸せ気分♪ 「うわぁ~いい匂い!お腹すいてきちゃった!」「今日のパンは何かな?チョコチップパンがいいな~」「パン作り、上手になったね!って褒められちゃった!」
名店街:クッキーを焼いたり、お弁当を詰めたり…愛情込めて、心を込めて作ります!「クッキー、綺麗に焼けたよ!」「お弁当、彩り豊かにできたかな?喜んでくれるといいな!」「みんなで協力して、たくさんのクッキーができたね!」 -
9:30
ちくほくシャインカレッジ
その頃、ちくほくシャインカレッジでは…
就労Bの教室で朝の会からスタート!今日の予定を確認したら、みんなで元気にラジオ体操!!今日一日ケガのないように、しっかり体をほぐします。草取り、モップ掛け、窓拭きと、学校の隅々までキレイにします。地域の公民館やトイレも一生懸命お掃除します。「シャインカレッジのみなさんが掃除してくれるから、気持ちよくトイレを使っているよ、ありがとう」地域の方の励ましのお言葉が力となります。明日もがんばるぞ!! -
10:30
弁当配達・販売
「お弁当、お届けに参りました!」 地域のお店やオフィスにお弁当を配達。 笑顔で接客するのも、大切な仕事です。「ありがとう!って、言ってもらえた!」「また、お願いします!って、言われたよ!」
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12:00
昼食・昼休み
みんなで一緒に、美味しいお昼ご飯! 「いただきます!」 午後に向けて、エネルギーをチャージ!「今日のメニューは、何かな~?」「わぁ~!大好きなカレーだ!」「お腹いっぱい!ごちそうさまでした!」
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12:00
ちくほくシャインカレッジ
その頃、ちくほくシャインカレッジでは…
「今日は天気がいいから庭でお昼ご飯を食べようかな」普段は教室で食べるお弁当も、外で食べるとさらにおいしいですね。「ピクニックしてるみたいだね」会話も自然と弾みます。 -
13:00
ちくほくシャインカレッジ
「午前中に残してた薪割りの仕事、お願いできますか?「よっしゃ!俺がやる!」威勢の良い声をあげ、せっせと薪を割ったり、「もうじきクリスマスだから、飾りつけを作ろうかな」と得意の折り紙で上手に飾りを作ったり、得意を活かします。金曜日の午後は余暇時間。学校内の好きなところで休んだり、図書室で読書したり、eスポーツルームで太鼓のゲームをしたり。「一週間がんばったね。来週はどんな仕事をしようかな」
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13:30
午後の業務
午前の続きをしたり、新しい仕事に挑戦したり… 集中して、丁寧に、作業を進めていきます。「集中!集中!」 「難しいけど、頑張るぞ!」「出来た!嬉しい!」
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15:00
掃除・お茶
使った道具を片付けたら、美味しいお茶でひと休み。今日一日の出来事を、仲間と楽しく語り合います。時には、自分たちで作ったお菓子でティータイム♪ 「あ~楽しかった!」「明日も頑張ろうね!」「美味しいお菓子と一緒に、楽しいおしゃべりタイム!」
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15:00
ちくほくシャインカレッジ
その頃、ちくほくシャインカレッジでは…
お茶担当が薪ストーブに火をおこしお湯を沸かします。「今日はピザ窯でピザを焼いたよ。トッピングの野菜はシャインカレッジの畑で取れたものばかりだよ。」「すっごーい!おいしそう!!」コーヒーやお茶を飲みながら、一日をふり返ります。「また明日もがんばろーね」 -
16:00
帰宅
「お疲れ様でした!」今日も一日、充実した時間を過ごせました。明日も、がんばりましょう!「また明日ね~!」「明日も、楽しい一日になりますように!」
TOPICS:がんばりやさん:地域に根ざした活動と休眠預金活用の取り組み
がんばりやさんは、地域との連携を重視し、商店街や地域住民との交流を積極的に行っています。メンバーや職員一同が地域のイベントに参加することで、地域の一員としての地域貢献への意欲を高めています。その一環として、昨年度からは長野県社会福祉協議会から委託を受け、休眠預金を活用した食材配達事業に力を入れています。これは、大北地域内で生活に困窮している方々を支えるための活動です。
休眠預金を活用した具体的な取り組み
がんばりやさんは、「地域福祉活動推進事業」に参画し、以下の活動に取り組んでいます。
1.フードバンク信州との連携による食材配達
○フードバンク信州から提供された食品を、がんばりやさんのメンバーが生活困窮者へ配達しています。
○配達を通して、単に食品を届けるだけでなく、困窮者の状況把握や安否確認も行い、必要な支援につなげています。
○メンバーは、配達を通して社会参加の機会を得るとともに、地域貢献を実感し、自身の成長にも繋げています。
2.生活困窮者への生活必需品配達
○食料品だけでなく、日用品や衣類など、生活に必要な物資を困窮者に配達しています。
○困窮者の状況に応じて、必要な物資を個別に調整し、きめ細やかな支援を提供しています。
○配達時には、困窮者の悩みや相談に耳を傾け、寄り添う姿勢を大切にしています。
3.地域福祉ネットワークの構築
○地域の民生委員、社会福祉協議会、行政機関、ボランティア団体などと連携。
食料支援を必要とする人々を支援するためのネットワークの構築を目指しています。
○ネットワークを通して、支援ニーズの情報共有や、支援の重複・不足を防ぐための調整を行っています。
がんばりやさんは、地域のネットワークの中で、食料配達という重要な役割を担い、
地域福祉の向上に貢献しています。
がんばりやさんたちのワークスタイル
各施設で働くがんばりやさんの姿や働く環境をご紹介。
最新情報は各施設ページ・Instagramでご確認ください。
スタッフの声
- 管理者:Sさん
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ごちゃまぜの笑顔が輝く場所 「ちくほくシャインカレッジ」へようこそ!
ようこそ、ちくほくシャインカレッジへ
かつては子どもたちの元気な声が響いていたこの旧筑北小学校の学び舎。今、新たな形で輝きを取り戻し「ちくほくjumbleユニバーサルカレッジ」として誕生しました。
「jumble(ジャンブル)」、つまり「ごちゃまぜ」。
年齢も、経験も、個性も、何もかも違う。
でも、だからこそ面白い。
ちくほくjumbleユニバーサルカレッジは、そんな「ごちゃまぜ」の素晴らしさを体現する場所です。
障がいのある方も、そうでない方も、子どもたちも、高齢者の方々も、地域の方も、みんなが一緒に学び、笑い合い、支え合う。
懐かしい小学校の風景の中で、新しい「つながり」と「笑顔」が生まれていく。
そんな温かい場所を、私たちは目指しています。
私自身、かつては介護福祉士を育てる専門学校で教鞭をとっていました。
そこで培った経験を活かし、一人ひとりの個性と向き合い、可能性を最大限に引き出すサポートをしたいと考えています。
ちくほくjumbleユニバーサルカレッジ内にある「ちくほくシャインカレッジ」は、就労継続支援B型事業所として、働く喜びを感じ、自信やスキルを身につける場でもあります。
「ちくほくシャインカレッジ」では、それぞれのペースで、得意なことを活かした仕事に取り組んでいただけます。
大自然に囲まれたこの場所で、一緒に「最高の時間」を過ごしませんか?
ちくほくjumbleユニバーサルカレッジは、いつでも皆さんを温かく迎えます。
- 担当スタッフ:Oさん
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みんなと歩んだ日々は、私の宝物です。
気がつけば、長い年月を、この場所で、みんなと過ごしてきました。
クッキーやパンを一緒に作ったり、販売に出かけたり、イベントでわいわいしたり…
歌ったり、走り回ったり、時には言い合いになったりもしたかな(笑)
どれもこれも、私の心の中にキラキラと輝く、大切な思い出です。
がんばりやさんのメンバーは、私にとって家族のような、親戚のような存在です。
目には見えないけれど、強い絆でしっかりと繋がっていると感じています。
いつもたくさんの元気をくれて、本当にありがとう。
これからも、この場所で、みんなと一緒に笑顔で過ごしていきたいです。
そして、スタッフとして、みんなが安心して楽しく過ごせるように、精一杯サポートしていきます。
がんばりやさんの未来が、笑顔と希望でいっぱいでありますように。